理事長メッセージ
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日本は本格的に高齢化社会を向かえると共に、人口減という構造的な問題を抱えております。若年労働人口が減少し、外国人の雇用によりバランスをとっていかざるを得ません。
一方東南アジア諸国は若年層の人口に占める割合は高く、この雇用を賄う産業がいまだしの状況にあります。ここミャンマーではとりわけ顕著な傾向にあります。
このような背景に、技能実習生および留学生について、雇用条件の認識のちがい、日本の文化になれないなどの要因によりさまざまな問題が生じてきております。この原因は、まず本人の能力不足によるものです。日本語能力、異文化の理解などの不足により生活に高いストレスの状況にさらされます。なんとかなるだろうという甘い認識で日本に行くことにより生じる原因と考えられます。日常会話ができるN3級レベルにあることが必須です。また、教育や文化の違いにより、自分に意見、考えを伝える能力、すなわち対話する能力が不足しております。当校ではこの対話能力の向上に力をいれております。
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一方、日本に受け入れ企業は日本的な考えのみを基準として対応することは、互いの理解を難しくする要因と考えらます。日本と異なる文化で育ってきており、日本に来る前の事前の教育を受けていても、実際に働いたり生活するとなると違いが生じてまいります。彼らは若いがゆえに順応する能力も高く、しばらくの時間を経ればおのずと生活のこつを理解いたします。
また日本で学んだ知識、経験を母国に持ち帰り、母国の発展に寄与するものと期待するものであります。日本、東南アジア諸国の事情が、このような交流を生む時代で、当校およびトレーニングセンターがささやかながら両国の力になれれば幸いです。
Taishi Vocational College CEO
池田彰二 IKEDA SHOJI
池田彰二プロフィール 一橋大学社会学部卒、三和銀行(現 三菱UFJ銀行)、日本社宅サービス(株)、インターストラクチャー(株)を経て2016年、ヤンゴンに大志専門学校(Taishi Vocational College)を開校
教育理念
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1.感謝の心を持つ
何事にも感謝することがあることを学ぶ -
1.思考能力を高める
自分で考える力を高める -
1.対話能力を高める
自分の意見を述べることができる。相手の意見を傾聴し考えを理解する。 -
1.協調性の心を持つ
お互いに助け合うことで自己を高める -
1.良い習慣を身につける
毎日少しずつ勉強する良い習慣を身につける
大志(taishi)の校名由来 当校のミャンマー人学生が、日本で日本の技術や日本の文化を学び、自分の大きな夢を実現してもらいたいと思い命名しました。札幌農学校で教鞭をとったクラーク博士が学生に贈った名言にならうものである。